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[digital] LIGHTING & RENDERING 第2版

  [digital] LIGHTING & RENDERING の第2弾です。中身の構成は 前回に書かれていた基礎の基本部分のおさらい + 最近の技術、技法 についてという感じです。と、いってもその比率は 基礎 : 新しく記載された内容 = 3 : 7 くらいの割合で、新たに書き足された部分が多いです。第2版といっても前回のものを少し加工しただけではありませんでした。
 新しい技術の具体的な内容の例をあげると、オクルージョン、具体的な環境光の組み立て方(デイライト、スカイライト、間接光)、グローバルイルミネーション、サブサ−フェススキャッタリング、HDRIについての解説、シェーダについて、ノーマルマッピング、プロダクションでの仕事の流れ等です。本のはじめに記載されているとおり、技術、ソフトウェア、業界の変化に伴い、より発展した内容となっています。
 コンピュータの書籍って全般的に高いですよね…。個人的には値段につりあった満足のいく内容だと思います。

私的満足度 ★★★★★★★★★☆ 9

[digital] LIGHTING & RENDERING

 この本は、現実の世界で起こっている様々な光学的現象(例えば、影のぼけ具合、様々な光源と撮影するシチュエーションによって相対的に光源を表現する色が異なること、露出や被写界深度、天空光なんて存在気づきもしなかった…等々)を私に教えてくれました。普段では当たり前すぎて気が付かなかったこと(科学的内容)が、日々自分の身のまわりで起こっていたのだという事を思い知らされました。
 3DCGのソフトウェアを起動すると、何もない3次元空間だけが広がっています。それは、自由に一から世界を創造できるとも言えますし、現実世界をある程度再現しなければならないという難しさもあると思います。例え、空想的、独創的な世界観をもつグラフィックスを制作する上でも、重力や空気、太陽などの光源、それにともなう影や陰影など最低限知っておくべき現象が必要だと思います。それを、この本は改めて認識させてくれます。
 しかし、現実で起こっている光学、生物学的原則を、そのままCGで再現しても、ソフトウェアの処理の仕方によって、現実と同じような結果に結びつかないこともあります。そういった場合の別のアプローチの方法や、計算の負荷を軽くする為の擬似的なテクニックなども載っています。
 また、従来の映画撮影から、3Dシーンを製作する上で重要なカメラおよびライトの使い方などを説明しています。他に古典的な絵画からは構図やパース、配色など画像制作に関した多くのルールなど、すでに確立している方法を利用して説明しています。
 しかも、この本の内容は特定の3DCGソフトウェアに限りません。
 値段は高めですが、十分にその価値は満たしていると思います。私はオリジナル(現実)をよく知らなければ、それをうまく模倣(CG化)することはできないと思っています。ですからこの解説書を強くお勧めします。

< 08/28/2006 私はハンディ版は持っておりませんので、その評価はわかりかねます。>


私的満足度 ★★★★★★★★★★ 10

[digital] CINEMATOGRAPHY & DIRECTING

 デジタル映像の撮影、監督、演出をする上で基本となることが書かれた解説書です。この本は、ひとつの映像作品の制作過程をたどるように構成されています。
 内容的には、ストーリーボード、プランニングの有用性について、作品の全体的な展開や次のショットへのつなぎ方、基本的なカメラショットの説明(パンとかドリーとか)、キャラクターや物の配置による表現の違い、編集での演出の例等です。“[digital] LIGHTING & RENDERING”と同じく、従来の写真や映画撮影術の技法を有効に利用しています。また、どんな3DCGアプリケーションにも対応しています。
 私は、初めて3DCGの動画を編集(つないだだけ)した時、あまりの出来の悪さに愕然としました。ショットとショットの間が何だか気持ち悪く感じたり、撮影している状況が分かりづらい作品が出来上がりました。そこで初めて編集の存在、普段は気付かなかった編集者の仕事の重要性を認識しました。今まで、TVドラマや映画を腐るほど観てきたはずなのにです。そこで3DCGでの作品製作全体について書かれた本書を購入しました。また今までに監督、演出方法など無知だったので、この本に記載されてある基礎的な内容でも大変参考になりました。
 この解説書は、初心者が“映像作品”を制作する(監督する)上で避けては通れないファクターを認識させてくれます。それは、軽視しがちでうっかり見落としてしまいそうな目立たない部分だったりします。そういうことを必要としている人ならば、とても良い本だと思います。
 個人的には同シリーズの“[digital] LIGHTING & RENDERING”と比べてしまうとコストパフォーマンス的によく感じませんでした(この本、単体で考えると良い解説書だと思います)。

< 09/11/2006 私はハンディ版は持っておりませんので、その評価はわかりかねます。>


私的満足度 ★★★★★★★☆☆☆ 7

テクスチャ教科書 -Texture Imaging

 この本はテクスチャにのみ照準を絞った解説書です。
 基礎編では、様々な質感の違いを解説しています。現実世界をよく観察することの大切さを教えてくれます。それはCG制作での質感の違いを現すために重要なことだと解説されています。
 実績編では、具体的な作例6つをもとにテクスチャの描き方を説明してくれます。読者が何のソフトを使用していようが特に問題の無いつくりになっています。モデルはすでに用意されている状態で、すべて手描きでのテクスチャ作成。UV編集から完成まで詳細な手順を追う構成になっています。プロの仕事の流れを隣で眺めている感じです。
 実績編の6つの作例は、そのまま真似れば同じようなものができるくらい詳しく解説されています。しかし、それを真似ただけでは応用は利かず、今後役に立つかわかりません。本書の冒頭には”現実世界の素材を良く観察して分析する力とマテリアルの基本的なコントロール法を知り、どんな状況でも再現する発想と応用力を身に付けてしまえば、それはあなたにとって大きな力になってくれるでしょう。”と、書かれています。そのとおりだと思いました。

私的満足度 ★★★★★★★☆☆☆ 7

基礎から始める、プロのためのライティング

 この本は3DCGの本ではありません。現実の写真撮影のライティング方を解説している本です。しかし、3DCGのライティングにも活かせることがたくさん載っています。光をどこから当てるかによって印象が違ったり、直射光やバウンス光、ディフューズ光等の光源の違いによる表現の違いなど、ライティングの基本的なところがとてもわかりやすく解説されています。もちろん現実の照明機材が使用されていますが、ライティングのアプローチの仕方を学び、3DCGでのライトの設定で再現を試みることはできると思います。
 他には、具体的な実例として、プロの方々が撮影した様々な作品とその図説(小さく簡単なライティング機材の設置図)や解説が、たくさん掲載されています。
 私は初めてこの本で商用写真の撮影の裏側を見ましたが、かなりの機材を使用していることに驚きました。現実のライティングは光を操るというか、思うように捻じ曲げるみたいな印象を受けました。また、ライティングについて特別学んでいないので、3DCGを制作する上でもとても参考になりました。あと、専門用語にも少し詳しくなれます。

私的満足度 ★★★★★★☆☆☆☆ 6

ELECOM EDH-004 ブックスタンド

 私はこのブックスタンドをモニタの横らへんに置き、参考資料の雑誌などを立て、参考にしながらCGを作ったりしています。幅: 255mm、奥行き: 75mm、高さ: 205mm、プラスチック製。厚み62mmまでの本を挟めます。18段階の角度調節ができるので、安定しています。
 ただ、普通のファッション雑誌のサイズだと端がはみ出て、くにゃっと曲がってしまうので、私の場合は100円SHOPで売っているA4−SサイズのパンチレスファイルZ式(穴を開けずに挟み込むやつ)の挟む部分の金具をはずしたものを、雑誌とブックスタンドの間にはさんで雑誌のはみ出した部分の補強をして立てています。
 とても見やすくて気に入ってます。個人的にはもう少し大きかったらいいなと思いました。

私的満足度 ★★★★★★★☆☆☆ 7

イラストを描く人のためのPhotoshop実践テクニック

 15人のイラストレーターの作例が解説されている解説本。“イラストを描く人のための”とありますが、描くというよりはPhotoshop CSを使ってのレタッチ、コラージュ、調整、仕上げの作業が大半を占めています(それが主な機能だと言えばそれまでですが)。また、プロの方々の作例だけあって、作品は雑誌やポスターなどになるのでしょう、入稿のことが意識されています。
 15パターンのイラストのスタイルは様々で楽しめますが、完成までの工程はサックリと記載されています。それに比べ、Photoshopの説明、PC、タブレットの選び方や、スキャナーでの画像の取り込み方、モニタのキャリブレーション、プリントアウトの仕方等、基本的な事は事細かに書かれています。
 すでに、Photoshopを永く使っている方よりも、Photoshopでどういう事(表現)ができるのか、またはPhotoshopを今から購入し、イラストを描きたいと思っている方に向いている本だと私は思いました。

私的満足度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆ 2

プロとして恥ずかしくないWEBデザインの大原則―正しいWEBデザインのルールを知っていますか? (大型本)

 このWebサイトを作成する際に大変参考にさせて頂いた本です。私はこの本を買う以前から、HTMLタグでWebサイトを作成することができましたが、どういう風な構成にすればいいのか、CSSって何?、SEOやアクセシビリティ等も、もちろん知らない状態でした。この本は、そんな初心者な私にぴったりの解説書でした。特に参考になったのは、CSSを用いて一部データを外部化することで、すっきりとし編集もしやすいサイトに変わったところです。
 何も知らないまったくの初心者が読むには難しいですが、HTMLの基本を知っている、Webサイトをつくった事のある方にはかなりお勧めな本です。かなりのボリュームのわりに、値段もお手頃なのも良いところです。

私的満足度 ★★★★★★★★☆☆ 8

< ソフトウェア >

LightWave v9 日本語版

このサイトで使用している3DCG作成ソフトウェア。


PhotoShop CS2

2DCG、3DCGのテクスチャ作成や画像編集等に使用しています。